CREATOR BLOG

ad:tech Tokyoに行ってきました

2012/11/07
まん
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全世界8都市で開催される世界最大級のデジタルマーケティングイベント、
ad:tech Tokyoに行ってきました!

自社サービスが展示会などに出展する際に、
パンフレットやノベルティ、ウォールスタンドなどを以前から
少しずつデザインしてきた我が制作部なのですが、

今回のad:techへのブース出展に伴い、
ブースまるっとデザインしてほしいとの依頼が。

と、言ってもブースデザインの経験者は少なく、納期も迫っていたので
今回は施工していただける業者に予算感を伝えて提案していただき、
そこにはめるデータを納品、という形をとりました。

現場感もあまりつかめないままだったので
これは一度見に行かないと、ということになり、
上司にお願いして視察に訪れたのです。
まずは自社のブースのできあがりを見る。
でき上がりはこんな感じ。

ロゴカラーのブルーがメインです。
予算の関係上背面のパネルが選べなかったり照明との兼ね合いだったり課題点はたくさんありますが、いつもパネルやタペストリーだけでやってたことを考えるとちょっぴりステップアップ。

設置や色の具合・備品の整理・コンパニオンのお姉さんをチェックして、
いざ会場めぐり!
 リーフレットを手際良くしゅばしゅばかっさらう先輩、
 せっせとカメラを向けて記録する上司、
 はしゃぐ私…。名刺交換にもたつく私…。

以下はそんなダメダメな自分の今後のための、現場レポートです…。

目立つブラック

まず会場である東京国際フォーラムのエスカレーターを下ってまっ先に目に入ってきたのは
アドビ様様のブースでした(いつも超お世話になってます!)

でっかいコピーが黒に映えてとてもきれい!
これは目に入ってきます!
「えっ!?そうなの?!」とコピーにマジレスする私とshibawoさん。
コピーの秀逸さも目を引くポイント。

こちらはNET YEARさんのブース。
黒に斜めのオレンジがはっきりとシャープな印象。
黒をメインに使ったブースは他にもいくつかありましたが、
商材・商品の色を際立って見せてくれる黒は広く使うほどいいなぁと感じました。
映像系はやはり黒多し。
ベースとしては重く思われがちですが
使い方によってとても洗練されたシャープな印象を与えてくれます。
ピンと張りつめた緊張感も演出できますね。

目立たないバルーン

会場のサイズ・天井の高さがあれでしたね…。
今回の国際フォーラムクラスの会場だと上を見上げながらブースを探し当てるということがほとんどありませんでした。

バルーンに限らず、高い場所のサインはほぼ印象に残ってません。
ちょっと意外でした!
これが幕張メッセ、国際展示場なら感じ方は違ったと思います。
バルーン、おっきいのに…高そうなのに…。

弊社ロゴなめの楽天さんは貴重だったので記念写真!

    \ でーーーーん! /

思わず立ち止まってしまう仕掛けたち

Windows8インターフェイスのデザインを踏襲していたマイクロソフトさん。
収納の扉までメニューアイコンでとってもすてき
(写真は準備中、ごめんなさい)

すごく引かれたのがこのキネクトを使った人流計測システム!

ブース前の人の流れをリアルタイムで測定していました。
カメラを見つけると人は群がる習性なんですよね…。
電機屋でよく見る感じで、わーいわーいとカメラの前を行ったり来たり。
デザインももちろんwindows8だし、ごっそり持って帰りたくなってしまいました。

私しか人いないけどおうちに欲しい。

思いやりブース

おしゃれソファなFreakOutさんのブースには電源タップがw
「どうぞ!充電していってください!」と。
やさしい。
そして、
今回のアドテックで一番広いブースだったGoogleさん。

「な、なんか、おっ建ってる…。」

白をベースにカラフルなGoogleカラー。
ブース内に点在するドラム缶にもGoogleの文字!
大興奮しながら見ていて、ふと気がつくとすーさんがお茶片手にブレイクタイムしていました。

「どこからお茶とってきたんですか?」
「ここ、ここ」

といって指差したのはブース内にあったドリンクバー!(タダ)
すっすごい!

ペットボトルをノベルティで配る企業さんは何社かありましたが
まさかドリンクバーとは。

ペットボトルだと持って回るの重くて少し疲れちゃうんですよね。
(2,3本入った紙袋を重い重い言って会社に帰りましたが)

そして紙コップ、それを置いていた紙皿、
すべてにGoogleロゴという徹底っぷり。
スゴイ。

心震える遊びごころ

amazonさんのブース、少しわかりずらいですがこれ、段ボール!
とってもにくいです…。
かわいい段ボールのハロウィンマスコットまでいました…。

そしてアドテックの会場に突然現れる縁日と卓球スペース。
オムニバスさんのブースでは、外国からの方が楽しそうに遊んでました。

贅沢なスペースの使い方ですよね。
ビビットな配色、ロゴをもじったような円と角ばったフォントが気持ちいいです。
(一瞬「広告批評」に空目したのは内緒)

あと、何故か神社のブースが2つありました。
鳥居はずるいくらい目立ちますね!流行ってるんでしょうか…。
お巫女さんに名刺を渡すのはなかなかシュール。
縁日ブースとあいまってもう自分がどこに来たのかわからなくなります…。

思わず写真を撮ってSNSにアップしたくなりますね。

同じ「ブースから情報を発信する」ということでも
ブース内で完結するのではなく、
ブースの外へ情報を拡散させていくスタンス。

この時代、話題性があれば勝手にみんな「シェア」してくれるんですよねー。

ただ、どういった話題性を与えるのか、
それは自社のプラスになる印象を与えられるのか、
要するに悪目立ちではないかのコントロールはとても大事で難しい!

何にお金をかけるのがその企業にとっていいことなのか

今回アドテックに行って一番思ったことです。

会場を回りながら私はブースに掛ける予算の幅を目の当たりにしていました。
「これ高そう!」
「こんなところにお金かけてるなんてすごい!」
「お金あったらこんなこともできるのか!」
下世話っぽいですが大事なことだと思います。

装飾のみならず、セールストーク、心配り、戦略、遊び、一貫して自社の顔になること。
どこに予算を割くのがその企業にとってプラスになるのか、
むやみにお金かけてただなんとなくかっこいいもの作ったところで、それはブランディングじゃないし。

展示会における自社の立ち位置と目的を明確にした上で
アピールしたいところにお金をかける!が大事ですよね。

お金かけると判断するのは上なんで
いいと判断してもらえるように説得力をつけなきゃですが。

デザイン手法や考え方、発想、とっても勉強になりました。

おねだりしてよかった…!(一同)

おまけ



がっつり聞き入るお二人。

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