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自社サービスのUI設計前に整理しておきたいこと

2014/02/12
中橋
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こんにちは。制作部サービスチームのディレクター中橋です。
自社サービスで優れたUI/UXを提供する為に、UI設計にあたってまず整理しておきたいことを紹介します。

ユーザー獲得やメディア活性化などを目的として新機能開発やマーケ施策を実施する際、僕らのチームはUIを作るわけですが、UI設計前に以下のような内容をペライチにまとめ、メンバーと都度共有しながら進めていくと優れたUI/UXも設計出来るんじゃないかなと。さらにプロジェクトもうまく回るんじゃないかなと思っています。

何をするのか?

なるべく一文で簡潔に説明できるシンプルなものでまとめたいです。
簡潔に説明できないものは、複雑で分かり難いとユーザーに受け入れられにくい可能性が高いでしょうから。

目的は何か?

この機能開発や施策を行う事で、誰のどんな課題を解決するのかを改めて整理します。
これは運営側とユーザー側のどちらか、または両方で考えるケースもありますね。

出来上がるクリエイティブにも関わってくるのはもちろん、制作開発が進んで行く中であれもこれも盛り込みたくなってカオスってしまうケースでも、初めに考え整理したことが拠り所となって、プロジェクトがブレずに進められたりもするので、しっかりと深く考えておきたいです。

目標数値を設定する

この機能開発や施策で課題解決など目的達成を目指すわけですが、ものによっては数値ではかりにくい性格のものもあると思います。ただ、そんな時でも明らかに目に見える結果として受け入れやすい定量目標がなんとか設定出来ないか模索します。
クリエーター陣も制作前に数値目標を共有することで結構燃えてくれますし、白黒つくのも良いんじゃないでしょうか。

ペルソナ・シナリオ

ターゲットユーザーと、利用シーンや行動をシナリオとして考えます。
ターゲットが特定できない場合はペルソナが複数になりますが、その場合は優先順位をつけるようにしたほうが良いですね。
優先順位をつけないと、結局どちらも満足できないどっちつかずになってしまうので。

ペルソナを設定し、ペルソナが目的達成する際の感情や意識や行動をシナリオとして作ると、僕ら作り手としてはユーザーの気持ちになってものごとを考えやすくなって、誰のために作るのか?を改めて意識する事ができるメリットがあると思います。

必要な機能は?

ペルソナ・シナリオが固まれば、必要な機能が明確になってきて、どこにどんな機能や仕掛けを置くのか、文言はどうすべきか等がよりリアルなユーザー目線で作れます。
また、ストーリーを持たせる事を意識すると良い発想が生まれ盛り込むべき機能が見えてきて、優れたUI/UXを設計できるのではないかと考えています。

また、機能としては良いんだけど今回はあえて諦める事が出る場合もあると思います。
整理してきた目的やシナリオに反するものは思い切って削るべきですね。

 

細かい案件で検討していくのは現実的でないケースもありますが、比較的大きな制作開発の場合には、プロジェクトオーナーと上記のようなことを整理しておく事が有効かなと思います。

以上、自社サービスのUI制作を進める上で行っている情報整理について紹介しました。

この記事を書いた人

中橋ディレクター

真面目に生きておりますのに見た目でチャラいチャラい言われております中橋と 申します。自社サービスチームでディレクターやっております。いつかチャライ ドアーキテクツってグループ会社を作ろうと考えております。

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