CREATOR BLOG

【エンジニア向け】さっくりそれっぽい発表資料を作ろう

2015/09/10
atsuko.a
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは、フロントエンドエンジニアのあつこです(ΦωΦ)
今日は、LT等で使うちょっとした発表資料をさっくりそれっぽく作る方法をまとめてみました。

あくまで見た目の話なので、お話の組み立て方等はご自由にしてもらって大丈夫です。
本記事ではMac専用アプリ「Keynote」を使用していますが、おそらくPPT等でも同じことが出来ると思います。(多分)
デフォルトのテーマじゃ嫌だけど、上手にまとめられない!な方は参考にしてみてください✌('ω')✌

ちなみに図が多いので長いですが内容はそうでもないです。
もくじ

  1. 色を決める
  2. マスタースライドとガイドを整える
  3. いろいろなものを揃える
  4. その他細かいTips
  5. まとめ

色を決める

何はともあれ、スライドに使う色を決めましょう。
さっくりした資料であれば文字色を含めて4色程あれば大丈夫です。

ベース色 スライドの背景
文字色 テキスト
アクセント色 強調テキスト等
パーツ色 その他装飾パーツ

だいたいこんな感じです。
もちろん自分で4色選んでもいいのですが、ここはさっくりとカラーパレットを集めたサイト等から拾ってきましょう。

自分の好きな色の系統で選ぶのも良いですが、下のポイントを踏まえて選ぶと使いやすいです。

  • 黒に近い色or白に近い色が含まれている(ベース色になります)
  • はっきりしていて、色味の異なる2色がある(アクセント色とパーツ色になります)
  • 同系色の組み合わせは避ける

はっきりした色味のものを背景に置く方法もありますが、まとめるのが難しくなるので無難に黒っぽいor白っぽいものを選びましょう。
ちなみに文字色はパレット関係なく#333#fffを使うことが多いです。便利。

気に入ったパレットを参考に色を決めます。
150910_01
それぞれのパレットへのリンクはこちら。
http://pltts.me/palettes/46688
http://pltts.me/palettes/379413
http://pltts.me/palettes/59489
今回は一番下の配色でサンプルを作ってみます。

事前に発表会場の状態が分かる場合はそれに合わせて背景の色を変えることがあります。

  • 会場が暗い→黒っぽい背景
  • 会場が明るい→白っぽい背景

個人的にですが、周囲の環境によっては白い背景だと発光しすぎて見えにくい時があるので。

マスタースライドとガイドを整える

Keynoteにはマスタースライドを編集する機能があるので、これを編集してスライド間のデザインを統一します。
また、スライドにはタイトル、リスト、等種類がありますが面倒なので「白紙」のみ編集します。
ちょっとした発表なら白紙スライドにぽちぽちテキストを置いていく事が多いです。

まずは新規作成でテーマを「ブラック」か「ホワイト」にします。
右側にある「スライドレイアウト>マスタースライドを編集」から、マスタースライドの編集画面に入ります。
150910_02
スライドレイアウトが出ていない場合は、メニューバーの「表示>インスペクタ>フォーマット」から表示できます。

次に定規とガイドの設定をします。
⌘Rで定規の表示しつつ、メニューバーの「Keynote>環境設定>ルーラ」から「起点をルーラの中央に配置」にチェックを入れます。
150910_03
こうすることでスライドの上・左にスライドの中央を起点とした定規が表示されます。
これを元にガイドを引いていきます。
ガイドがあることによってコンテンツを置くエリアを明確にできます。

定規をドラッグ・アンド・ドロップすることでガイドが引けます。
ツールチップで座標が出るのでいい感じのところに4本ガイドを引きましょう。
150910_04
左右は中央から400、上は中央から300、下は中央から250のところにそれぞれガイド(オレンジの線)を引きました。
中央の囲まれた部分に収めるようにコンテンツを配置していきます。
左右は均等に、上下は下を多めに、全体的に多めに余白を取るようにするとまとまりやすいです。
上に比べて下の余白が多いのは、発表の際後ろの席の人はスライドの下のほうが見えないことが多いからです。

マスタースライドを編集していきます。
白紙を選択しつつ、背景の色を変えて…ちょっとさみしいので長方形と星形でアクセントを付けました。
150910_05
ちなみに上下に長方形を敷くだけで画面がしまるので、手軽でオススメです。

余力があれば星型の代わりにシルエットの素材をおいてもかわいいですね。
シルエットデザイン

右下の「終了」ボタンからマスタースライドの編集を終了して、スライドの編集に戻ります。

いろいろなものを揃える

スライドレイアウトから「白紙」を選ぶと、先ほど作成したマスターが反映されています。
マスターガイドが消えていることがあるので、メニューバーの「表示>ガイド>マスターガイドを表示」からガイドを表示します。

色を揃える

1で色を決めたのはいいものの、一々カラーコードを入れるのも面倒なので使う色をパレットに保存しておきます。
150910_07
カラーダイアログで、選択中の色を右のパレットのマスにドラッグ・アンド・ドロップすると保存が出来ます。
別の色を同じマスにドラッグ・アンド・ドロップすると上書きされるので注意。
保存した色を使いたいときはパレットの使いたい色をクリックすればOK、色を変えるのが楽になりました。

文字を揃える

フォントは好きなモノを使ってもらえればよいですが、あんまり細すぎず丸くないもののほうがいいような気がします。
今回は「小塚ゴシック Pr6N」のBoldにしました。
150910_06
文字サイズはだいたい↑のような4つくらいで使いわければ事足りそうです。
フォントによって見え方が違うので一概には言えませんが、だいたい4〜5ptくらいの段階で使うとよさそうです。

図形を揃える

図形は基本的にプリセットのもので何とかします。
白抜き(背景の色で抜く)の場合は枠線の太さを揃えましょう。
150910_08
今回は4ptにしました。
プリセットのテクスチャ・シャドウは画面がうるさくなりやすいので全て外します。

また、四角は直角よりもほんのり角丸(今回は4pt)、吹き出しの三角部分は小さめ、にするとおしゃれっぽさが出ます。(多分)

その他細かいTips

その他使うと便利かも、なTipsを最後に。

テキストをいろいろ配置する

センタリングのテキストは長い文章に向いていないので、見出しに使う程度がテンポも生まれてよいでしょう。
150910_09
普通のページはガイドに沿って左揃えが無難です。
150910_12
行間を0.8くらいにするのが好きです。

画像のリサイズはマスクを使おう

画像をぐいぐいっとリサイズすると比率が崩れてしまうので、マスクでトリミングしましょう。
トリミングしたい画像を選択しつつ「フォーマット>イメージ>図形でマスク」から好きな形が選べます。
角丸や丸でトリミングすると使いやすいです。
150910_10

画像を背景に敷くときはパーツカラーを使おう

見出しページ等で背景に画像を敷いたおしゃれなスライドを見かけます。
そのまま画像を敷くよりも、上にパーツカラーで塗りつぶして不透明度を下げた長方形を重ねると統一感が出ていい感じになります。
150910_11
文字色はベースを使いました。
ちなみに、パーツカラー→黒とかのグラデーションにしてみてもおしゃれ。

まとめ

ざっくりとまとめるとこんな感じになります。

  • 色はカラーパレットを参考に4色程度で選ぶ
  • 背景は黒っぽいor白っぽいものが無難
  • ガイドとマスタースライドで配置に悩まない
  • カラーダイアログのパレットで色変更を楽にする
  • 文字の大きさは4〜5pt差で4段階程度
  • 図形の枠線は太さを揃える

「ガイドとかマスタースライド編集とか面倒!」と思われるかもしれませんが、
スライドの複製をする時にめちゃくちゃ便利です、ぜひ使ってみてください。
さっくりした手順なので、文字詰めやら行間やらはありますが、一旦これだけでもなんとなくまとまった資料が作れます。

余談ですが、資料内にコードを貼る場合エディタの色を真似すると綺麗です。
「白背景にコード載せると見難くない…?」と思った時はお試しあれ。
個人的にはMonokaiが好きです。
Monokai | Studio Styles

みなさまよいLTライフを!
それでは今日はこのへんで(ΦωΦ)

Recent Entry

CSSの単位まとめ pxからvm/vh/vmin/vmaxまで

レスポンシブHTMLメールを作ってみての感想

CSSのリファクタリングでした5つのこと

大人が読んでも頭を使う絵本の紹介

サイト内にうまくInstagramを取り入れてるサイト11選

Category

Archive