逆転時間というアプリを使ってアイデアについて考えた
- 2014/10/01
- てっちゃん
こんにちは、デザイナーのてっちゃんです。
今年は3回ビヤガーデンに行って、気づいたのが「ビア」ガーデンではないということです。
今回はアプリの紹介とそこからアイデアのヒントになる気づきの話をしたいと思います。
今回使うのはこアプリです。

説明
「逆転時間」は、撮った映像を瞬時に逆再生してくれるアプリです。個人での利用はもちろん、メディア表現系のワークショップで活用することができます。「逆転時間」を使うと、ありふれた動きを逆再生するだけでも、おもしろい表現が生まれることがわかるでしょう。ぜひ、自分一人だけでなく、グループで協働してユニークな作品を作り出してみてください。
このアプリの機能は単純で、撮影した内容を逆再生してくれるというものです。機能が単純な分、操作も簡単です。実は、このアプリを使ったワークショップに参加してきました。大まかな流れとしては、
- チームに分かれる
- 各チームで出たキーワードを動画の中に取り入れる
- 撮った動画の発表
- 振り返り
です。
動画を制作する際にはシナリオを書いていけないというルールがありました。
僕らのチームではこんなキーワードでした。
- 帰ってきたお父さん
- コップ
- 水
- カビキラー
ここから動画の構成を考えていくんですが、最初にどんな動画を撮ったら面白いかを考えて軽く実験をして、ダイナミックな動きや始→終がはっきりしている物の方が面白いとわかりました。
とはいえ、このキーワードを上手くまとめないといけないという思いからストーリーを考えすぎてあまりうまくいかず、逆再生の良さが活かしきれていませんでした。
他のチームの発表は僕らのチームより面白かったですが、僕らと同様計算された面白さでした。
1時間という短い間の中で動画を完成するために
(大)思考
(小)行動
の手順で進めるのではなく、
(大)行動
(小)思考
考える前にまずは行動しその中で面白い事を見つけトライン&エラーで仕上げていくべきでした。振り返ってみると最初に行った実験をもっとやっていくことがキッカケになっていたはずですが。。。
このワークショップは子供にも人気があり、面白い作品が仕上がっています。(お見せできるといいのですが、ワークショップ内のみでしか見れないようです。)
彼らはまずは行動して試していくなかで面白いことを見つけていくことを無意識に行っています。
思うこと
普段僕らは仕事の中でサービスを利用するユーザーの事を考えてUIの設計をしデザインをしています。そこには必ず仮説があり、それが正しいかを検証してUIやデザインを調整ていきます。あたりまえですが、思考することから始めるのでこのワークショップの子供のように無意識というのは介在しません。
そういう思考の中から抜け出すためにこういうワークショップは必要だと思いました。
僕がワークショップにもとめていることは「答え」ではなく、「考え方」なので、子供の無意識の行動には可能性があると思うし、大人にはいい刺激になると思いました。
非日常に触れることで日常へのいい刺激になっていると思うので、みなさんも是非逆転時間を使ってみてください。何かよいヒントが見つかるかもしれません。